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プロクソン・マイクロクロステーブルを
他社ボール盤に
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プロクソン・マイクロクロステーブルNo.27100を
手持ちのミニ卓上ボール盤HDP10Aに取り付けて使ってみる。
H&H 卓上ボール盤 HDP-10A
[プロクソン] マイクロ・クロステーブ...
プロクソン マイクロ・クロステーブルには4mmφの取り付け穴が4つある。
横方向の穴の間隔は82mm。
縦方向の穴の間隔は48mm。
設置先側に同じ場所に穴があれば取り付けできる。
サイズは底面からベッドまでの高さが43mmある。
ただし手前にあるY軸ハンドルは底面より約5mm下にはみ出すので注意が必要だ。


手持ちの卓上ボール盤「HARD HEAD HDP10A」に取り付けるには穴をあけるなどの工夫が必要だ。
私はボール盤のベースに4mmφの穴を4つ開けることにした。
作業しやすいようにベースを取り外して作業した。
こんな感じ。

見てわかるように奥行き方向で少し手前側に取り付け穴を開けてある。
これはこのボール盤のベースサイズが大きいので、先に書いたY軸ハンドルがベースに干渉するためだ。
ベースの中心穴から手前の取り付け穴まで34mm、奥の取り付け穴まで14mmとした。
(これでぎりぎりベースとハンドルが接触しない)
クロステーブルの取扱説明書には取り付け穴がない古い自社テーブルドリル用に、
穴開け採寸用の型紙が綴じ込みされている。
しかし印刷による誤差なのか精度が悪い。
横方向の穴間隔が82mmに対して型紙の印刷は81mmだった。
型紙を信用せずに自分で計ったほうが良いだろう。
さてベースに穴を開けた裏側はこんな感じだ。

バイス用の長穴のフチが近接してしまっている。
私はこのままナットで締め付けたが、しっかりしめるにはフチを削るなど工夫した方がいいかもしれない。
取り付けねじはM4×15mmが4本付属しているが、これでは長さが少し足りない。
このボール盤のベースに付けるにはM4×18mm以上のねじが必要だ。
取り付けるとこうなる。

ベースをボール盤支柱に付けると完成。

ヘッドを最上部に調整すると、クロステーブルからドリルチャックまで約120mmになる。

これでますます工作が楽しくなりそうだ。
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