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アクリル板に穴をあける
-アクリル板にアクリル丸棒を通す
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5mm厚の板に10mmφの丸棒を差し込む穴を開ける
穴に通す丸棒はこれ。

今回は卓上ボール盤を使う。
ドリルビットはアクリル専用のものがあるようだが、今回は手元にある金属用を使う。
過去に電気ドリルで経験もあるが、
アクリルに通常の金属用ドリルビットを使うと、刃先が材料に噛み込んでしまうことがある。
噛み込んでしまった場合、無理をすると材料が割れてしまうし材料の固定が悪いと材料があばれる。
特にドリル貫通時があぶない。
その点専用のドリルビットは見るからに刃先の形状が特殊で安心できそうだ。
実物が無いので写真はこちらアクリルサンデーのサイトで。
http://www.acrysunday.co.jp/products/instrument/index.html
でも、金属用の10mmドリルビットで強行する。

手持ちのDIY用ミニボール盤にプロクソンのマイクロクロステーブルを組み合わせたものを使う。
このマイクロクロステーブルは正確な穴開けにとても便利なものだ。
このクロステーブル(X-Yテーブル)については別の記事で書いている。
アクリル板の下に木の捨て板を置いてクランプでしっかり固定する。
たまたま手元にあったファルカタ材を捨て板に使った。
今回はそのまま下穴なしで穴あけしたが、
電気ドリルなどを使う場合はピンバイスなどで少しくぼみを付けるなどしたほうがいいだろう。
回転数は低速でゆっくりあける。
あまり力を入れずに最初と最後は特に慎重にした。
回転数を上げすぎたり時間をかけすぎるとアクリルが溶ける。
貫通して捨て板を少し削って終わり。
捨て板も貫通してしまわないように注意する。
穴あけはここまでで終わりだが、今回は差し込む丸棒に合わせて少し穴を広げた。
テーパーリーマーを使って両側から少しずつ削った。
今回アクリルの丸棒は予備を含めて3本購入したが3本とも外径が少しずつ違った。
製品や部位によりばらつきがあるようだ。
ノギスで計ってみると9.90mmから10.25mmまでのばらつきがあった。
わずかに楕円の断面もあるので貫通させる穴を作るときは注意が必要のようだ。
■アクリル素材関係はこちら■
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