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アクリル板に四角い穴をあける
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アクリル板に四角い穴を開けてみる
2mm厚のアクリル板に20mm×20mmの正方形の穴を開けたい。
今回はフライス加工で開けてみることにしました。
私が使った道具は小さな卓上ボール盤とX-Yテーブル(クロステーブル)を組み合わせたもので、別の記事で書いたものです。
 しかし本来ボール盤は穴を開ける機械であってフライス加工に使ってはいけません。
フライス加工にはフライス盤を使うべきです。
ボール盤はドリル刃を回転させて上下に動かすことで穴を開ける機械。
回転軸に縦方向しか力がかからない。
フライス加工は穴開けと違って回転軸とは横方向に力がかかる。
どちらも刃物を回転させて加工するので似ている部分があるのですが、ボール盤とフライス盤では基本的なところで違うのです。
だから本来の目的と違ったことに機械を使用すると、思わぬ事故に遭遇したり機械が故障する原因になったりするのです。
この記事の中ではボール盤を使っていますが、加工物が柔らかく「できてしまう」ということで、推奨するものではありません。
これからフライス加工をやろうという人はぜひフライス盤を使ってください。
と、前置きはここまで。
クロステーブルの上に捨て板(木材)を置いて、その上にアクリル板を置く。
クランプできっちり固定しておく。
写真のアクリル板は保護紙を貼った状態。
まず4隅に穴を開けます。
今回は3mmφの穴。

そしてエンドミルを装着する。(3mmφのエンドミル)

開けておいた穴にエンドミルの刃を合わせる。

穴から穴を結ぶようにクロステーブルを横移動させて刃を送る。
刃物が回転しながら削っていく。
(今回は1辺20mmを10秒程度の早さで送りました)

もう一辺も前後方向に移動させて削る。

そして4辺削ると四角く切り抜ける。

このように四角い穴があきました。


少し内側を削ったので、あとはヤスリで仕上げます。
この方法であれば四角い穴だけでなく好きな形の切り抜きもできそうです。
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